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魂のワークブック

何だろう?私と世界にプレゼントしたいもの♪

 
 心の道具・2   【動機づけ】エモーション


 筋肉の緊張と感情

 頭と心と体のつながりはあまりにはっきりしているため、「感情は筋肉の緊張と密接に関わっている」と言ってもみなさんはちっとも驚かないでしょう。

 つまり、人が何らかの感情を味わっているときには、筋肉も何らかの形で必ず関わっているということです。

 一般的に言うと、恐れや怒りなどの「否定的・ネガティブな」感情は筋肉の緊張を高め、喜びや愛情といった「肯定的・ポジティブな」感情は緊張をほぐします。

 もちろんこれにも明らかな例外がいくつかあり、それについては後で触れることにします。

 いずれにせよ感情が関わって来る場合、頭の中のイメージや考えが神経的刺激を発し、その刺激が筋肉の緊張や弛緩を起こすようです。

 こうした筋肉の反応が体内エネルギーの自然の流れ ― またの名を感情 ― を乱すわけです。

 少なくとも私たちが既存の考えやイメージを強化したり、他の考えやイメージを呼び起こすときには必ずそうなります。

 喉が乾いているという考えを持ったあなたは、水の入ったコップに手を伸ばそうとして筋肉をこわばらせます。

 この動作にふつう感情はありません。

 感情が関わってきそうなのは、喉が乾いているという考えをあなたが持ち、他の誰かが水の入ったコップをあなたから取り上げようとするときです。

 ここで筋肉の緊張と感情の関係を示す実験をいくつかしてみましょう。


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トルマリンを透した光。





「癒しのイメージ・トレーニング」 サージ・キング著 春秋社より








 ◆ フナ  

 ホ・オポノポノ(Ho'oponopono)

 ホ・オポノポノはフナの技の一つです。チェーンメールとして世界を回ったので、ご存知の方もいらっしゃると思います。

 ホ・オポノポノはあらゆる関係に調和を取り戻すと同時に、家族療法や集団交渉の一つの手段として発展してきた非常に古いハワイのやり方です。

 この方法がもたらす効果の一つが、kalaです。ハワイ語のkalaという言葉は通常祝福を意味しますが、一つの重要な意味が「解き放す」です。





 世界一風変わりなセラピスト Dr Joe Vitale www.mrfire.com

 二年前に、ハワイに住む一人のセラピストの話を聞いた。

 その人は触法精神障害者(訳注:刑法罰に問われたものの、精神障害を理由に不起訴、減刑、あるいは無罪となった人のこと)の病棟に収容されていた人たち全員を、誰一人診察することなく癒したそうだ。

 その心理学者は患者のカルテを読み、自分がどのようにしてその人の病気を創りだしたのかを理解するために、自分の内側を見たのだそうだ。彼が自分自身を改善するにつれて、患者も改善したという。

 最初にこの話を聞いたとき、都市伝説だと思った。自分自身を癒すことによって他の誰かを癒すなんてことがどうやってできるだろう?最高の自己改善の達人であったとしても、どうやって触法精神障害者を癒すことができるだろう?


 つづく 


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トルマリンを透した光。 








 
 心の道具・2   【動機づけ】エモーション


 筋肉の緊張と感情

 ◆ 実験1

 イスにゆったりと腰掛けて目をつぶり、十五まで数えながら筋肉をすべて緊張させて下さい。

 次にいきなりその緊張を解き、そのとき体にもたらされる刺激を、目をつぶったまま味わって下さい。

 この感じにしっかり注意を払えば、暖かさやゾクゾクする感じ、そして運動感が手足から伝わってくるのがわかるはずです。

 この三つを同時に感じることも可能です。

 この実験は、筋肉の緊張が体内エネルギーの流れに影響することをお見せするためのものです。

 自分の体がホースであり、中に水が流れていると考えると、今したことはホースの先端をつまみ、次にその手を離すことでした。

 水はいったんホースの中で抑えつけられ、あなたが手を放した一瞬、普通の流れに戻る前に、しぶきをあげて飛び出します。

 これと良く似たことがあなたの体にも起こったわけです。


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トルマリンを透した光。




 
 ◆ 実験2

 すわり心地のいい椅子に腰をおろし、意識してすべての筋肉をできるだけ弛緩させて下さい。

 複雑な手順を踏む必要はありません。自分自身に「筋肉を全部緩めたい」と言って、体にそうさせればいいのです。

 次に“筋肉を緊張させずに”強い感情を呼び起こしてみてください。筋肉さえ緊張しなければ、必要に応じて写真などを使ってもかまいません。

 緊張せずに怒ってみたり、怖がってみたり、熱っぽくなったりしてください。

 どうでしょう!筋肉を全く緊張させずにいられたあなたは、体がリラックスしているときには強い感情が“持てない”ことに気づいたはずです。筋肉が完全に弛緩しているときには、落ち込むことすらできないのです。

 この知識はかなり重要です。思考と感情をマスターする鍵がそこに潜んでいるからです




 「癒しのイメージ・トレーニング」 サージ・キング著 春秋社より



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トルマリンを透した光。










 ◆ フナ  

 ホ・オポノポノ(Ho'oponopono)

 

 私には理解できなかった。論理的な話ではなかったので私は受け入れなかった。

 しかし、一年後に同じ話をまた聞くことになった。セラピストはホ・オポノポノというハワイの癒しのプロセスを使ったのだという。

 初めて聞くものだったが、忘れることができなかった。もしその話が本当なら、私はもっと知らなければならなかった。


 私は「完全な責任」とは、私の言動に対する責任は私にあるという意味だと前々から理解していた。

 その向こうのことは、自分の管理を離れていると。

 ほとんどの人たちは完全な責任というものをそのように考えているのではないかと思う。私たちは自分の行いに対して責任があるのであって、他の人の行いに対してではない。

 精神病の人々を癒したハワイのセラピストは、私に完全な責任についての進化した新しい観点を教えてくれることになった。


 つづく 


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トルマリンを透した光。





 
 心の道具・2   【動機づけ】エモーション





 緊張と弛緩

 前項で筋肉の緊張と特定の感情の関係に明らかな例外があることに触れましたが、それについてここで詳しく説明します。

 まず筋肉の緊張それ自体が悪いものでないことを理解して下さい。

 それなしには肉体的な活動は一切できません。例えば立つことも、すわることも、笑うこともできないのです。

 前回の実験からも明らかなように、ある程度の緊張はいい気分を創り出すことにも関わっています。

 緊張はいい気分を可能にしますが、気分が良くなるのは緊張が弛緩を伴うためです。

 人がいい気分でいるとき、ある筋肉は緊張し、別の筋肉は弛緩しています。

 手っ取り早く言えば、緊張している筋肉はただちに弛緩し、別の筋肉は、もう一度弛緩する前に緊張するのです。

 例えば何かに熱中している状態には多くの緊張が関わっているように見えますが、正確には多くの緊張と弛緩が同時進行しているわけです。

 手短に言うと、気分の良さは緊張からの開放とつながっているということです。

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白いマグと色ガラス。





 不愉快な感情

 不愉快な感情は、急性の(極度の)緊張や慢性の(持続的)緊張と結びついています。

 緊張が高まりすぎると痛みまで感じることがあります。それは痛みがそもそも極度の緊張や、ほぐされていない緊張に由来するからです。

 いずれにせよ、人は怒りのような不愉快な感情があると、その感情が高まり筋肉が緊張するにつれて、いろいろな結論を下しがちです。

 ~~感情はよくないものだ。感情は危険だ。感情は不快すぎて我慢ならない。理由はなんであれ、感情は止めなければいけない、と。

 このため人は不愉快な感情があると、それを何らかの方法で吐き出そうとはしないで、途中でくい止めようとするのです。

 まわりの筋肉を束ねて対抗し、感情をその場に留めておくようにします。そのあとは筋肉にしこりを残したまま、できるだけその不愉快な感情を忘れようと努力します。

 でも体はこの感情を忘れていません。

 忘れることができないのです。

 感情のもたらしたメッセージはそのまま筋肉のしこりに閉じ込められていますし、“感情のメッセージは送り届けられないかぎり存在し続ける”からです。

 メッセージは人がそれに気づいたときに送り届けられ、その役割を果たします。

 メッセージを押さえつけて遮断しても、それは開放されるまで筋肉の中に残っています。

 怒っている人に話を戻せば、この人は次に腹を立てたときにも同じような反応をするはずです。

 筋肉はややこわばり、メッセージは抑圧され、エネルギーがもっと閉じ込められるでしょう。

 これが慢性的緊張の始まりです。

 慢性的緊張が突然ほぐされると、閉じ込められていたメッセージとエネルギーがすべて流れ出し、この開放が感情(上の例では怒り~訳注)を作っているという印象を与えます。

 しかしこれは見かけ上だけの一時的な効果にすぎません。

 なぜなら、開放が続くと(怒りではなく~訳注)心地良い安心感がもたらされるからです。

 慢性的緊張を長いことほぐさずにいると、やがて破壊的な症状が体に出たり、恐ろしい感情の爆発が起こりうるでしょう。




 「癒しのイメージ・トレーニング」 サージ・キング著 春秋社より


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白いマグと色ガラス。















 ◆ フナ  

 ホ・オポノポノ(Ho'oponopono)

 彼の名はイハレアカラ ヒュー レン 博士。

 私たちは最初の電話でたぶん一時間は話しただろう。彼にセラピストとしての仕事の全貌を語ってくれるようお願いした。彼はハワイ州立病院で4年間働いたことを話してくれた。

 触法精神障害者を収容していた病棟は危険なところで、心理学者は月単位でやめていき、職員はよく病欠の電話をかけてきて、やめていく人もいたそうだ。

 人々がその病棟内を歩くときには、患者に攻撃されないように壁に背中をくっつけて通ったらしい。それは生活するにも働くにも訪ねるにも心地よい場所ではなかった。

 レン博士は一度も患者を診なかったのだそうだ。彼は診療室を持って患者らのファイルに目を通すことには合意した。それらのファイルを見ながら、彼は自分自身に働きかけた。

 彼が自分自身に働きかけるにつれて、患者に癒しが起きはじめた。


 つづく 




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白いマグと色ガラス。






 
 心の道具・2   【動機づけ】エモーション





 感情に影響する外的要素


 感情は頭の中の考えとイメージによって作られ、筋肉を緊張・弛緩させます。

 しかし考えやイメージは、体の外部で起こっている出来事や状況の影響も受けます。

 そのような影響としていちばんわかりやすいのは他人の行為です。

 誰かの行為があなたの感情をかき乱すのは、それが特定の感情の引き金になる考えやイメージを呼び起こすからです。

 2,3分前、この章を書いていたとき、小さな息子から電話がかかってきました。彼はお兄ちゃんが窓ごしに変な顔をするので頭にきたと言うのです。

 でもこの子を怒らせたのは上の子が変な顔をしたという事実そのものではないはずです。私は同じような場面でこの小が笑うのを見ているからです。

 今回彼が怒ったのは、お兄ちゃんが自分をからかっているという考えを持ったせいです。

 さぞそうしたいでしょうが、自分の感情的反応を他人の行為のせいにすることは正当化できません。

 直接の原因は他人の行為ではなく、自分自身の考えとイメージにあるからです。

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白いマグと色ガラス。




 他人の行為ほどではないにしても、他人の感情も私たちの感情に影響を与えます。

 体を流れるエネルギーとは別に、人はそれぞれ「エネルギー・フィールド」と呼べる場に囲まれています。

 それは熱や電磁波、細胞や息から出る気体状の化学物質、体内を流れているのと同じ生命エネルギーなど、たくさんのものからできています。

 この場(フィールド)の性質と中身はその人の精神状態によって変わり、頭の中のイメージや考えの影響も受けます。

 実際的にはこれを「感情の場」と呼ぶこともできます。イメージや考えが作るメッセージの内容を運ぶのは、この場(フィールド)だからです。

 この場(フィールド)は心の気候~~嵐から快晴まで~~を反映するため、「感情の大気」と呼んだほうがいいかもしれません。


 人の感情はそれが行為として表に表れなくても、この空気を通して感じ取れます。

 天気に過敏な人がいるように、感情の場(フィールド)に過敏な人もいます。

 ほとんど誰もが、強い感情の渦巻く部屋に入れば、そこにいる人たちがいくら人前を取りつくろっても、「緊迫した」空気を感じ取るはずです。

 また多くの人が同様の空気を、それを作った張本人が去ったあとに感じるものです。

 またかなり感情的になっている人のそばにいると、同じような気持ちにさせる考えやイメージが自分の中に起こってきたり、強まったりする傾向があります。

 他人の心の状態が引き金となって、心配や悲しみなどの感情が突然襲いかかってきたとき、その原因を自分の中に見出そうとして、ほとんど発狂寸前になる人がよくあります。

 私も自分のオフィスで似たような体験をしました。すべてが順調と思っていた矢先に、気が動転している社員が隣の部屋で仕事を始めたのです。2、3粉もすると、私は理由もなくイライラしはじめました。

 この種の経験では、距離はあまり重要ではありません。このことは小さな子供を持つ母親の多くが証言しています。

 遠く離れたところにいる誰かに「感情移入」することも可能なのです。これは仲のいい親族、特に双子の兄弟や親しい夫婦の間でよくあることですが、軽いつきあいだけの友達の間で起こることもあります。

 私は一人静かに仕事をしていたとき、突然不安におそわれ、求人広告を見なくてはという衝動にかられました。バカげた話のようですが、強い衝動でした。

 30分もすると友達が電話をかけてきて、今朝、解雇されたので仕事探しを手伝ってくれと言うのです。

 私が彼の気持ちに反応した主な理由は、私自身もまだ仕事についたばかりで、自分の立場に不安を抱いていたことです。

 ここで覚えていただきたいのは、自分の頭の中に同じような考えが駆け巡っていないかぎり、他人の感情はあなたに影響を持たないことです。

 不要な共感から身を守るための技術をこの章の終わりでお教えします。

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白いマグと色ガラス。




 参考までに言っておきますが、体の状態が逆に感情に影響を及ぼすケースもいくつかあります。

 ビタミンやミネラルの不足~~特にビタミンB群とカルシウム~~は感情を不安定にしますから、ビタミン剤で不安を補うのがいいでしょう。

 そもそも不足それ自体がストレスの影響を受けた考え方からきているものかもしれません。

 そんな場合には、体にするのと同じく考え方にも栄養補給すべきです。

 空気のイオン化や地球と月の重力も感情に影響します。

 本書ではそうした要因には深入りしませんが、それらの影響も、あなたが自分自身や自分の世界について持っている意識的・無意識的考え(アイディア)次第なのです。




 「癒しのイメージ・トレーニング」 サージ・キング著 春秋社より











 ◆ フナ  

 ホ・オポノポノ(Ho'oponopono)


 「2、3月後には、以前は手足を縛られていた患者たちが、自由に歩くことを許可されていました」と彼は言った。

 「多量の投薬が必要だった人たちは、投薬をやめつつありました。そして退院の見込みのなかった人たちが退院していったのです。」


 私は畏敬の念に打たれた。

 「それだけではありません」彼は続けた。

 「職員が仕事に来ることを楽しみ始めたのです。

 常習的欠勤や退職は消え去りました。患者は退院していくし、職員全員が仕事に来るようになったので、最後には必要以上の人数の職員が残りました。現在、その病棟は閉鎖されています。」

 ここで私は問わなければ気がすまなかった。「それらの人々に変化をもたらすような何を、あなたは自分自身の中で行っていたのですか?」

 「私は彼らを創りだした自分の中の部分(パート)を癒していただけです」と彼は言いました。


 私には分からなかった。


 
 つづく 


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白いマグと色ガラス。





 
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 感情を使いこなす・前編


 感情がもたらす影響の大まかな背景について、みなさんが認識を新たにされたところで、エモチベーション(emotion=感情+motivation=動機づけ・・・著者造語)に話を戻しましょう。

 私はこの章の最初にエモチベーションとは感情に振り回される代わりに、“意識して感情を方向づける能力”だと言いました。

 それを行うためによく使われるテクニックをいくつかご紹介します。


 深呼吸はおそらく感情を使いこなすためのもっとも基本的なテクニックといえるでしょう。

 一般的には、感情が乱れれば乱れるほど緊張が高まるため、呼吸は浅く、早くなるものです。

 ゆっくりした深い呼吸には、緊張をほぐしエネルギーの流れを安定させる傾向があるので、心の動揺はこれですばやく鎮まります。

 呼吸はゆっくりすることが肝心です。そうしないと頭痛を起こすおそれがあるからです。

 深い呼吸で心が落ち着いたら、何にどう反応すべきか、よりはっきりと決断できるようになるでしょう。

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「ムーミン屋敷」で遊ぶ子どもたち。




  「サブリミネーション」(潜在意識への働きかけ??訳注)は、いざという時に使われる古くからのテクニックで、ヒューマン・ポテンシャル・ムーヴメントでは今でもよく使われているものです。

 これは不快な感情や無用な感情を無害な方法で外に出すことです。

 例えば新聞紙を丸め、上司の頭ではなく机を叩いてみるのです。

 車の中に一人でいるとき、金切り声をあげて気持ちを外に出すのも効果的です(もちろん窓を締めてやって下さい)。

 自分の考えと気持ちをワープロに打ちまくり、克明に描写するのも優れた方法です。ひょっとしたらそれがベストセラーになるかもしれません。

 「サブリミネーション」とは、感情を変えようとすることではありません。

 考えやイメージを使って、自分の行動に影響を与え、表現の手段を変えることなのです。


 「リディレクション(方向変換)」、「トランスフォーメーション(変容)」などと呼ばれる方法には、考えやイメージを使って特定の感情を別の感情に変えることが含まれています。

 考えやイメージが感情の引き金になるようなとき、普通その感情は元になった考えやイメージを再強化し、それがさらに感情を再刺激するというふうに循環します。

 「リディレクション」では、感情の流れを止めずに考えやイメージを意識的に変えて、メッセージの内容だけを変更するのです。

 私の友人が最近、この方法をどのように恐怖に応用したかを話してくれました。

 新しい事業に乗り出したばかりの彼女は、恐怖でいっぱいでした。

 感情はエネルギーであるという考えを知っていた彼女は、失敗するかもしれないという考えや失敗のイメージを、未知への冒険についての考えやイメージに変え、恐怖を将来への期待感に変えることができました。

 このテクニックは、根強い、習慣的な感情を扱うのに効果的です。





 「癒しのイメージ・トレーニング」 サージ・キング著 春秋社より


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「ムーミン屋敷」で遊ぶ子どもたち。






 ◆ フナ  

 ホ・オポノポノ(Ho'oponopono)


 レン博士は説明した。

 あなたの人生への完全な責任とは、あなたの人生の中の全てが――単にそれがあなたの人生に存在しているというだけの理由で――あなたの責任なのだと。

 文字どおりの意味で、全世界があなたの創造なのだと。


 ヒャー。これはなかなか納得できるものではない。

 自分の言動が自分の責任だということと、私の人生におけるあらゆる人の言動の責任が私にあるというのは全く別の話ではないか。
 
 それにもかかわらず、実際のところは、もしあなたが自分の人生の全責任を負うならば、あなたが見たり、聞いたり、触れたり、その他どんな方法であれ、あなたが経験する全てがあなたの責任なのだ。

 それはあなたの人生の中にあるのだから。



 
 つづく 

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「ムーミン屋敷」で遊ぶ子どもたち。






 
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 感情を使いこなす・後編


 「感情誘導」は、考えとイメージを用いて特定の感情を、それが欠けて見える部分に導き出す方法です。

 私が「見える」と言ったのは、感情が欠けて見える無感動や倦怠も、実は恐怖が表出したもので、落ち込みは押さえつけられた怒りの一種だからです。

 無関心、ぐずぐずする癖、怠惰などはすべて、私たちを本当にしたいことから遠ざけるために、感情が姿を変えたものなのです。

 「感情誘導」は、考えとイメージが感情を刺激する、という性質を利用します。

 かなり激しい感情的反応を生み出しそうな考えやイメージを意図的に選ぶことで、それらと結びつく行為を実行に移させるのです。

 怒りは刺激性の高い感情で、感情が怠けているときの薬にもなります。「怒れる者は奇跡を起こす」と言った人があります。これはもちろん怒りが外に出ること、具体的には不正を正すために義憤が働いた場合のことを言っているのですが。

 考えやイメージは、人を不愉快な感情の回転木馬に縛りつけるだけでなく、行動に駆り立ててくれなくては意味がありません。

 いったん行動が開始されれば、元になった考えやイメージを修正し、不正を正すためだけでなく、正義を行うための情熱に、怒りを向け直すことができます。

 怒りの誘導先の一つには、他人への共感があります。

 他の人たちの問題解決を手伝うようになった途端、退屈や落ち込みが魔法のように消えてしまった人を、私は見たことがあります。

 自分一人で感情誘導するのは容易ではありませんが、友達の手を借りて、それに必要な新しい考えやイメージに集中できれば、より効果があがるはずです。

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「ムーミン屋敷」で遊ぶ子どもたち。





  「感情の観察」は訓練を要する技術です。

 なぜならそれには感情を抑圧することなく、また感情に駆り立てられて望みもしない無意味な行動に出ることなく、自分の感情を流すことが関わっているからです。

 これが第一に、感情の真の姿~~メッセージを運ぶエネルギーの流れを知ることを意味します。

 感情と一体化せず、「どうなるか見てみよう」という少し距離をおいた態度を持つことが必要です。

 これを始めるのに役立つ方法は、例えば「私は怒っている」と言う癖をやめ、代わりに「私は怒りを感じている」と言う習慣をつけることです。

 そもそもこの言い方の方のほうがより真実に近いのです。感情そのものと
“一体化することなく”感情を味わうことができれば、あなたはその感情が言おうとしていることに注意を払えるようになるはずです。

 感情的になっているときに頭に浮かぶ考えを観察すれば、その感情の元になった考えやイメージが発見できるでしょう。

 それらの考えやイメージを変える決断は、感情が自然に流れ去ったときに行います。  


 訓練を要するもう一つの技術は、意識的な筋肉の弛緩です。これには自分の体、特に筋肉の緊張の度合に注意を払えるようになる必要があります。

 訓練を積めば、あなたも緊張の高まりと感情の高まりが同時に起こるのに気づくようになるでしょう。そうなれば、意識的に筋肉を弛緩させ、感情エネルギーを発散できるようになるはずです。

 こうすれば、反応することなくメッセージを受け取れるようになるため、この方法を「感情の観察」 と併用して効果をあげることができます。

 エネルギーは理由もなく消滅しないことを理解すべきです。

 消えたかのように見えても、それは純粋なエネルギーとして体のすみずみまで広がり、方向転換されるのを待っているのです。



 「癒しのイメージ・トレーニング」 サージ・キング著 春秋社より




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「ムーミン屋敷」で遊ぶ子どもたち。










 ◆ フナ  

 ホ・オポノポノ(Ho'oponopono)


 これはつまり、テロリストの活動、大統領、経済――あなたが経験していて好きではないこと――を癒すのは、あなた次第だということである。

  言ってみれば、それらは存在してはいないのだ。あなたの内面からの投影である以外には。

 問題は彼らに関するものではなく、あなたに関するものであり、それを変えるには、あなたはあなたを変えなくてはいけないのだ。

 このことは把握するのも難しく、ましてやそれを受け入れて実際に生きることはもっと難しいとわかっている。

 非難のほうが、完全な責任よりもはるかに簡単である。

 しかし、レン博士と話すにつれて私は気づき始めた。彼にとっての癒し、そしてホオポノポノにおける癒しとは、あなた自身を愛することなのだと。

 あなたが自分の人生を改善したければ、あなたは自分の人生を癒さなければならない。

 もしあなたが誰かを癒したければ―たとえそれが精神障害を持った犯罪者であっても―あなたはそれを、自分自身を癒すことによって行うのだ。



 

 
 つづく 


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「ムーミン屋敷」で遊ぶ子どもたち。





 
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 感情を使いこなす

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「ムーミン屋敷」入り口にあるダイニングルーム。






 エクササイズ

 エモチベーション能力を鍛えるためのエクササイズをいくつかご紹介します。



 ◇ エクササイズ 1

 これは私の生徒の多くがとても効果的だと認めた深呼吸です。

 人に会う前に心を静めたいとき、感情を爆発させた後で不快感がまだ残っているとき、一人で落ち着かなかったり気が動転しているときに行うともっとも効果的です。

 楽にすわって、膝の上に手を置きます。掌を上に向けても、両手の指先を合わせてもかまいません。息を吐き出して以下のようにして下さい。


 1 息を吸い込み、「ゆるめ、ゆるめ、ゆるめ、ゆるめ」と繰り返し唱えます。
   (僕は命令形が苦手なのでこういう時は「ゆるむ、ゆるむ、ゆるむ・・・」になります)

 2 今度は少しのあいだ息を止め、心の中で「ゆるめ、ゆるめ、ゆるめ、ゆるめ」と言います。

 3 「リラックス、リラックス、リラックス、リラックス」、と言いながら息を吐きましょう。

 4 「リラックス、リラックス、リラックス、リラックス」、と言いながら息を止めて下さい。

 5 1~4まで“ゆっくりと”、全部で4回繰り返します。それが終わったら呼吸をふつうに戻して下さい。


 繰り返す言葉を変えて少し違った効果をあげることもできます。こんどは呼吸を次の言葉に合わせましょう。

 「電話がリンリン。もう一つリンリン。もう一つリンリン。もう一つリンリン」(‘Laughin’というお笑い番組で、リリー・トムリンの演ずる電話交換手が、電話がつながるまでにいつも言うセリフ~~訳注)

 ちゃんとやって下さい。かなり心が乱れてでもいないかぎり、あなたはバカバカしさに思わず笑ってしまい、このエクササイズを最後まで続けられないでしょう。緊張をほぐすには笑いが一番です。






 「癒しのイメージ・トレーニング」 サージ・キング著 春秋社より



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ダイニングルームにあるオーブン。












 ◆ フナ  

 ホ・オポノポノ(Ho'oponopono)


 どのようにして自分自身を癒すことに取り組んでいたのかと私はレン博士にたずねた。患者のカルテを見ていたときに、彼は具体的には何をしていたのだろう?


 「私はただ 『ごめんなさい(I'm sorry)』 と 『愛しています(I love you)』 を何度も何度も言い続けていただけです」と彼は話した。


 それだけ?


 それだけ。


 


 
 つづく



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オーブンの横の明かり取り。外の緑の反射光がきれい!





 
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 感情を使いこなす

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各フロアーをつなぐ廻り階段。


 エクササイズ

 ◇ エクササイズ 2

 このエクササイズはイメージの感情への影響力を理解するためのものです。

 否定的(ネガティブ)と思われるものも、肯定的(ポジティブ)と思われるものも含めて、いろいろな感情を一行ずつ書き出して下さい。

 書き上げた感情のすぐ隣り(縦書きなら下)に、その感情から連想される場面や事件を思い出して短く描写して下さい。

 否定的(ネガティブ)な感情と肯定的(ポジティブ)な感情のリストを別の紙に作るともっとやりやすくなるでしょう。


 さて、静かな場所を見つけ、否定的(ネガティブ)な感情のリストを取り出し、書き出した場面や出来事をピクチャー型イマジネーションで増幅し、それとつながりのある感情が湧き出るまで待って下さい。

 感情が出てきそうになった瞬間に肯定的(ポジティブ)な感情を一つ選び出し、それに関係のある場面や出来事に注意を向け、新しい感情が出てくるまで待ちます。

 こうやってさまざまな感情の間を行き来しながら、リストをすべてカバーして下さい。最後は必ず肯定的(ポジティブ)な感情で終わるようにします。

 エクササイズをしている間、焦点をあわせているイメージに感情がどう反応するか意識して下さい。

 こうした直接体験で、自分が心をどう使って感情を監督しているか∕することができるかを、手っ取り早く学べます。

 あなたの気に入っている場面や出来事−−もっとも強い肯定的(ポジティブ)な感情を呼び起こしてくれるもの−−を選んで特別なカードに書き込み、これを持ち歩いて下さい。

 いい感情を記憶から即座に引き出せるようになるまで、このカードを使います。

 今後、否定的(ネガティブ)な感情で落ち込みそうになったときは、いつもカードに書かれた場面や事件を思い出し、しばらくそれについて考えましょう。

 そうすれば、やがて気分は変わり、否定的(ネガティブ)な感情の原因に対処できるようになるでしょう。

 この方法は、対処しなくてはいけないものを避けるための逃避手段として使うのではなく、体内のエネルギー・システムを浄化するのに役立てて下さい。
 





 「癒しのイメージ・トレーニング」 サージ・キング著 春秋社より



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階段の手すりをアップすると!!









 ◆ フナ  

 ホ・オポノポノ(Ho'oponopono)

 【神秘のホ・オポノポノ  とても興味深い話ですので、このブログでも紹介させていただいています】




 あなた自身を愛することが、あなた自身を好転させる最も素晴らしい方法であり、あなた自身を好転させるにつれて、あなたはあなたの世界を好転させるということが判明した。


 これがどのように機能するかの簡単な例をあげてみよう。

 ある日、誰かが私を不愉快にさせるメールを送ってきた。

 過去そういう時には、私は自分に感情的な反応を引き起こすものについてワークしたり、あるいは意地悪なメッセージを送ってきた人に理を説こうとすることで処理したものだった。


 今回私はレン博士のメソッドを試すことにした。

 私は「ごめんなさい」と「愛しています」を声に出さずに言い続けた。



 

 
 つづく 



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最上部。今、登ってきた廻り階段と一段下のフロアー。





 
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 エクササイズ

 ◇ エクササイズ 3

 この簡単なエクササイズは、筋肉の弛緩を利用して感情を間接的にコントロールする方法を学ぶのに役立つでしょう。

 くつろいだ姿勢で体のすべての筋肉を緊張/弛緩させる練習をして下さい。

 最初は頭の筋肉を緊張/弛緩させ、次に額、目、ほお、口と、ゆっくり注意深く足の指の先まで降りていきます。緊張させようといきむ必要はありません。弛緩したときにそれがわかる程度で充分です。

 充分注意しながら行って下さい。このエクササイズをするのは、緊張したときと弛緩したときの筋肉の感触、緊張から弛緩へ、あるいはその逆に移行したときの感触を知るためだからです。

 こうしていくうちに、あなたは一日の活動の中で~~特に人と対立しなければならない場合に~~筋肉がどうなるかに気づくようになり、緊張したくないときに緊張が高まるきざしが見えたら、それをすかさずほぐすことができるようになるでしょう。

 また筋肉が緊張するとき、自分や他人の言葉や行為、まわりで起こっていることに気づくことを練習するというのもいい考えです。

 それは反応を引き起こす考えやイメージのうち、どれを変えるべきかを知るための強力な手掛かりになるからです。


 





 「癒しのイメージ・トレーニング」 サージ・キング著 春秋社より




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 ◆ フナ  

 ホ・オポノポノ(Ho'oponopono)


 特定の誰かに向かって言ったわけではなかった。私はただ愛の精神を呼び起こし、この外側の状況を創り出した自分の中を癒そうとしただけだった。

 一時間もしないうちに同じ人からメールが来た。

 彼はさっきのメッセージについて謝罪していた。私は謝ってもらうために外側に何も働きかけをしていないことを覚えておいてほしい。

 私は返事すら書いていなかったのだ。にもかかわらず、「愛しています」と言うことで、私はどういうわけか彼を創り出していた自分の内側を癒すことができた。



 その後、私はレン博士が開いたホ・オポノポノのワークショップに参加した。彼は今では70歳で、優しい祖父のようなシャーマンと見なされていて、少々引きこもりがちである。

 彼は私の著書『The Attractor Factor』をほめてくれた。私が自分を向上させるにつれて、私の本の波動が上がり、人々が本を読むときに皆それを感じるだろうと彼は語った。


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この写真は、日本で行われるヒュー・レン博士のワークショップを案内しているブログからお借りしました。ワークショップに関心ある方はリンクしてあります。ポチッてください。





 

 
 つづく 
 
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 エクササイズ

 ◇ エクササイズ 4

 エモチベーションの最後のエクササイズは、「心の盾(マインドシールド)」と私が呼んでいるものを作ることです。これはマイム型イマジネーションを使って自分のまわりを光の盾で完全防備することです。

 これにはバリエーションがいろいろありますが、ここでは頭の上に光の輪があり、その縁から太陽の光のようなきれいな光の束がこぼれ落ち、あなたの体全体を包んでいると想像して下さい。

 どんな色を使ってもかまいませんが、一緒にこのエクササイズをやった人たちのほとんどが金かピンクがベストだと言っています。

 最初の二、三回は、エクササイズ・1を初めにやってからこのエクササイズに取り掛かるのが効果的です。

 リラックスした状態で光の盾を想像して、こんなふうに言ってみて下さい。

 「この盾は、望ましくないすべての影響から私を守り、私のためになるものだけを迎え入れます。」

 その後は息を深く吸い込んで

 「守れ(シールド)」

 と言い、盾がそこにあることを想像すればよいのです。
 この想像の盾の目的は、あなたを他人の「感情の場」の影響から緊急的に保護することです。

 考えとイメージは感情と行為に影響を及ぼすため、この盾について考え、そのイメージを想像することは、あなたの感情的・肉体的反応に影響し、他人の感情から影響を受けにくくするでしょう。

 いくらか練習をしたあとは、突然わけもない不安や望ましくない感情に襲われたときには、いつもこの盾を使うことをお勧めします。

 また、いきなり説明のつかない痛みに襲われたときにも使って下さい。

 そういう感情が他人の問題の影響にすぎないなら、それは盾を構えた途端に弱まるか消滅するはずです。

 練習をしばらくやっても盾がうまく働かなかったら、それは感情の源を自分の内面に探さなければいけないことの証拠です。

 心の盾で自分を守ることに慣れていない方にはうれしい驚きが待ち受けていると思います。

 それはいつも感情を逆撫でするような人と接しているときに、きっと現れるはずです。

 




 「癒しのイメージ・トレーニング」 サージ・キング著 春秋社より




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 ◆ フナ  

 ホ・オポノポノ(Ho'oponopono)


 要するに、私が向上すると、私の読者も向上するということだ。

 すでに売られて外に出ている本についてはどうなんですか?と私はたずねた。

 「それらの本は外にあるのではないよ。」 と彼は述べた。

 彼が持つ神秘の知恵に私はとても驚いた。「それらの本は未だにあなたの中にあるんだ」

 つまり、外なんてないということだ ! !

 この高度な技術を、それが値する深さとともに説明しようとしたら、
本が一冊書けるだろう。

 あえて言うなら、あなたがあなたの人生の中のどんなものでも改善したいのなら、見るべき場所はただひとつ、あなたの中である、ということだ。

 "When you look, do it with love."

 「あなたが見る時は、愛をもって見るように」




 追補につづく


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